1. はじめに
どーも不定期更新のガジェットぺろぺろです
今回は「BEELINK SE R5をスペックアップ!Hyper-V用にメモリ&SSDを増設して自宅ラボ構築」の後編です!!
前回の記事で、ミニPCのメモリとストレージを拡張したお話をしました。

今回は、その後編としてメモリを更に増強して64GBに増量したことや、hyper-vで構築した作業内容をざっくばらんに紹介します
メモリ64GBへの増設
前回は32GBのメモリを1枚だけ購入して、動作確認をしました。動作確認が取れたので、今回さらに追加で1枚購入して、メモリを64GBに増強します。
購入したのはこちらのメモリ
Acer製のメモリ。有象無象のメーカーよりは信頼できて、有名度ブランドのメモリは安い
AcerノートPC用メモリ PC4-25600(DDR4-3200) 32GB DDR4 DRAM SODIMM SD100-32GB-3200-2R8 正規販売代理店品
前回、詳しく紹介したのでサクッといきます

空いているスロットに今回購入した32GBのメモリを追加して完了!!

メモリを組み立てたあと、起動するとメモリが認識していました〜
これで、メモリが64GBになったので、仮想ラボの構築するための環境が整いました

構築したい仮想ラボについて
私が構築したい仮想ラボについて、ざっくりとまとめてみました
目的:なぜ仮想ラボを構築するのか?
今回の仮想環境は、Active Directory(AD)を中心としたWindows Serverの学習・検証用ラボとして構築しました。
実務でADやドメイン参加、グループポリシー、KMSなどに関わる機会が増えてきた中で、実際に手を動かして理解を深めたいというのが目的です。
ラボの構成概要
種別 | 内容 |
---|---|
ホストマシン | Beelink SER5(Ryzen 5 5560U/メモリ64GB/SSD 500GB + SSD 1TB) |
仮想化基盤 | Hyper-V(Windows 11 Pro 標準機能) |
ゲストVM1 | Windows Server 2022 評価版(AD/DNS/KMS) |
ゲストVM2 | Windows 11 Pro (クライアント検証用) |
ゲストVM3 | Windows 11 Pro (クライアント検証用) |
ゲストVM4,VM5(予定) | Windows 10/Linux混在構成(DNS,プロキシ,ファイル共有など) |
ネットワーク | Hyper-V外部スイッチ(自宅Wi-Fiとブリッジ接続) |
構成図
ちょっと小さくて分かりづらいですが、我が家のネットワーク構成図です
突貫で作ったので、少しずつ修正します

Hyper-Vの部分にフォーカスするとこんな感じです

目的別に見た検証テーマ
- ✅ Active Directoryドメインの構築・管理
- ✅ DNS設定と名前解決の流れ
- ✅ クライアントPCのドメイン参加
- ✅ グループポリシー配布と動作確認
- ✅ KMSサーバによるライセンス認証の仕組み
- ✅ 仮想スイッチ/IP設計の実践とトラブル対応
Hyper-Vで、仮想マシンを構築してみた
Hyper-Vの有効化
まずは、ホストPCでHyper-Vを有効化します
コントロールパネル -> プログラムと機能-> Windowsの機能の有効化または無効化

ここで、Hyper-Vの項目にチェックを入れてOKを押します。
場合によっては、PCの再起動が必要となります

有効化が完了すると、Hyper-Vで検索して、「Hyper-Vマネージャー」を起動します

Hyper-Vマネージャーが起動しましたー
これでHyper-Vの構築は完了です。めっちゃ簡単!!

仮想マシンを作る(WIndows Server編)
仮想マシンを作成するホストPCを選択します。
一番左のツリーの「BEELINKSER5」を選んで、活性化

操作メニュー -> 新規 -> 仮想マシンをクリック

ダイアログが表示されるので、次へをクリック

仮想マシンの名前を入力します。
これはわかりやすい名前にしましょう。私は「Windows Server 2022-AD」としました。
また、渡しの場合は仮想マシンは新たに追加した1TBのSSDに作りたいので、「仮想マシンを別の場所に格納する」にチェックを入れて、追加したSSDのDドライブ上に仮想マシンを作りました。
諸々、入力したら次へをクリック

仮想マシンの世代を選択します。デフォルトで第2世代が選択されています。そのまま次へをクリック

仮想マシンに割り当てるメモリを設定します。
私はWindows Serverは4GBのメモリを割り当てることにしました。
「仮想マシンに動的メモリを使用する」はお好みでどうぞ
入力したら次へをクリック

接続は「Default Switch」を設定しました。
特に何も考えずDefault Switchをチョイスしましたが、後で変更できる・・・はず。
私はまだ勉強中なので、ここはあまり詳しくありません。
なお、Default Switchを選んだ状態で、仮想マシンでインターネットに通信が抜けることはできています。

仮想ハードディスクマシンを作成するを選んで、名前と場所とサイズを指定します。
Windows Serverのディスク容量は128GBにしておきました。

仮想マシンを作ったあと、OSのイメージファイルをブートしてOSをインストールする必要があります。
ブートCD/DVD-ROMからオペレーションシステムをインストールにチェック
用意したイメージファイル(ISO)を指定します。

なお、ISOファイルは以下のリンクからDLしました
https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/download-windows-server-2022
最後にサマリーが表示されるので、問題なさそうなら完了をクリック

すると、仮想マシンがめでたく完成しました!!

OSのインストールで四苦八苦
作成した仮想マシンを右クリックして、接続をクリック
すると下のような画面になるので、起動をクリックします

こういう画面が表示されるんですけど、キーボードのキーをガチャガチャ叩いても反応せず・・・

反応しないまま数分経つと、以下のような画面に遷移して、何も反応しなくなりました。。。
困った

解決策
解決策はめっちゃ簡単です。
この画面が表示されたら、即座にキーボードの適当なキーを押せばOKです。
私は画面が表示されてから、キーボードのキーを押すのが遅かったみたいです。
起動したら、速攻でキーを押してください

無事にインストーラーが起動!!
やったね

今すぐインストールをクリック

インストールするオペレーティングシステムを選びます。
私は「Windows Server 2022 Standard Evaluation(デスクトップエクスペリエンス)」をチョイスしました。
デスクトップエクスペリエンスだと、普通のWIndowsPCみたいにGUIで操作できるので、こちらのほうがおすすめです。
私も仕事でWindows Serverを触る際は、GUIで触っています。


下のカスタムを選びます

インストールする場所を選んで次へを押します

あとは、待つだけ

インストールが終わったら、Administratorのパスワードを設定します

作成したパスワードでログインすると・・・

サーバマネージャが表示されました
これでWIndows Server 2022のインストールは完成です。
めっちゃ簡単

Windows 11 pro (クライアント)の仮想マシン
Windows Server2022と同じ要領で、仮想クライアント(win11pro)の仮想マシンを作ります。
名前はわかりやすい名前「USER-PC-01」にしました

操作方法はServerの仮想マシンを構築した際と一緒なので、細かい部分は割愛します
Windows 11 pro のISOは以下のサイトから、「Windows 11 メディア作成ツール」をダウロードして、作りました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

クライアントPCの設定サマリはこんな感じです

仮想マシンが完成したので、サーバーと同じように接続して、起動ボタンをクリック

画面の指示にしたがって、必要事項を入力して、次へいくだけです。
こちらはセットアップオプションの画面

プロダクトキーの入力が求められますので、購入したプロダクトキーを入力します
まさかのエラー
ここまで、順調だったのですが、まさかのエラー
「このPCは現在 Windows 11 のシステム要件を満たしていません」

解決策
仮想マシンを一旦停止して、仮想マシンの設定画面を開きます
セキュリティの項目の、セキュアブートを有効にするにチェックを入れれば解決しました

インストール操作がやり直しにはなってしまいましたが、無事に先に進めました


インストールを押せば完成です!!

ラボの完成
なんとか検証ラボが完成しました〜
Hyper-VにWindows Server 2022 と クライアントのWindows 11 pro を2台仮想で構築しています

メモリ使用量と動作状況
一応、仮想マシンを3台起動した状態でメモリの使用量を見てみました。
64GBに増設したことで、同時に複数VMを起動しても快適ですね

5. まとめ・今後の予定
以上、簡単ではありますが、Hyper-Vを使って検証ラボを構築した様子でした
初めて構築したんですが、初心者でもあまり迷わず簡単に構築できました。
私が引っかかったのは、仮想マシンを最初に起動したときにキー操作を受け付けなかったことと、WIndows 11 pro のシステム要件を満たさないエラーが出たことの2つだけです。
コマンド入力も不要で、GUIでサクサク作れるは感動ですね
また、メモリを64GBにして正解でした。仮想マシンのメモリをストレスなく、気兼ねなく潤沢に割り当てることが可能ですし、ホストPCの動作もサクサクです。64GBはやり過ぎかと思いましたが、64GBにして正解でした。
次回はAD構築やクライアントのドメイン参加を実施してみたいと思います!!
以下、今回の検証ラボ構築に際して購入したもの
AcerノートPC用メモリ PC4-25600(DDR4-3200) 32GB DDR4 DRAM SODIMM SD100-32GB-3200-2R8 正規販売代理店品
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