【本革システム手帳レビュー】ダヴィンチ ロロマクラシックA5の使い心地と魅力を解説

はじめに

どーも不定期更新のガジェっとぺろぺろです

今日紹介するのはこちら!!

ダヴィンチ ロロマクラシック A5 20mm

仕事の変化と、手帳との再会

実は2025年7月に人事異動がありまして、今まで15年働いていた会社から、別の会社へ出向となりました。そして、それによって私の仕事内容も大きく変わりました。

今の仕事も前の仕事も職種はSEで一緒なんですが、今までの仕事は“バックヤードエンジニア”として、インフラ系システム構築の設計や技術検証が中心で、1つの案件にじっくり腰を据えて向き合うスタイルでした。

しかし、今の仕事は同じSEでもフロントエンジニアとなります。

複数の案件を同時に並行して動かし、社内外の打ち合わせ、調整、設計、技術検証までをハイテンポでこなす日々。不慣れな業務で覚えることが多い。

私は文房具が好きで凝り性です。仕事の予定とか頭の整理に2018年からシステム手帳を愛用しています。

従来使っているシステム手帳は、以前にも当ブログで紹介したレイメイ藤井のダヴィンチのスタンダードスリム

しかし、仕事が変わったことにより、今まで使っていたダ・ヴィンチのスタンダードスリム(A5・15mmリング)では収納できるリフィルの量が少ないので、情報量とかスピード感に対応しきれなくなってきたのです。

もっと、収納力のあるシステム手帳に変えたい

そう思ったのが、ロロマクラシックに出会うきっかけでした

手帳遍歴と、紙との付き合い

私は、もともと手帳好きなタイプです。これまでの手帳遍歴は、こんな感じ。

  • 2018年〜2020年:ルイ・ヴィトンのシステム手帳(バイブルサイズ・30mmリング)
     → あまり深く考えず、調べずブランドだけで選びました。
     →高級感と収納力は抜群
     →リング30mmと巨大なので手に当たって書きづらい
     →そもそもリング径という概念を知らなかった
  • 2021年〜2023年:手帳なし。市販のミニノートで代用
     → カジュアルに使える反面、スケジュールとメモがバラバラ
     →あとから振り返りづらかった
  • 2023年〜2025年:ダ・ヴィンチ スタンダードスリム(A5・15mm)
     → インフラSEからコンサル寄りの業務に変わり、きちんと記録を残したくて導入
     →A5でリング径が小さいのでめっちゃ書きやすい。ノート感覚
     →マンスリーのリフィルで予定を管理。単発PJなのでこのスタイルで十分でした。
  • 2025年〜現在:ロロマクラシック(A5・20mm)
     → より多くのリフィルを収納したくて、スタイルを進化。
     →デザインに惚れたのも大きな理由

ロロマクラシックを選んだ理由

私の中でずっと憧れだった手帳がロロマクラシックです。店頭で見かけて一目惚れ。ただ、値段が高いので、いつか欲しいなぁ・・・と高嶺の花でした。

ダ・ヴィンチシリーズの中でも存在感のある「ロロマクラシック」は分厚くもっちりとした革、クラシックで重厚な雰囲気、そしてエイジングで深みのある色に育っていく“自分だけの手帳”になるというコンセプトに、一気に心を掴まれました。

購入を決めたきっかけは、YouTubeで見たレビュー動画と、文房具屋で実物に触れたこと。光沢のある茶色の革が、時間とともに変化していく様子を想像しただけでワクワクしました。

自分が選んだのは A5サイズ × 20mmリング × ブラウン。これが今の自分にとって「ちょうどいい」サイズ感と収納力のベストバランス。以前使っていたスタンダードスリム(リング15mm)では、ウィークリースケジュールを数ヶ月分入れただけでパンパン。構成図やメモリフィルを追加したくても余裕がなかったんです。

出会いと育てる楽しみ

ちなみに某通販サイトのレビューの中には「白と茶色がまだらで、作業途中のような印象」「本革風味とは異なる」といった声もありました。

でも、これは決して“作業ミス”ではなく、ロロマクラシックが持つ“魅力そのものです”です。

ロロマクラシックで使われている革にはオイルとワックスをたっぷり染み込ませているので、新品はそれらが表面に白く浮き出ています。使っているうちに色が濃くなって、ツヤが出てくるそうです。

時間をかけて自分だけの色に育てるという、エイジングの魅力を存分に楽しめる設計になっています。

私自身、文房具屋に何度も足を運び、手に取って納得したうえで購入しました。

白っぽさが気になるなら、最初から色艶が落ち着いた別の革製品を選んだ方がいいかもしれません。あと、文房具屋に置いてあるロロマクラシックは綺麗な茶色で色艶があるものでしたが、それはディスプレイされた製品を幾人もの人が触りまくってエイジングされた結果です。

少し、脱線しましたがこの「最初は未完成に見える手帳を、自分の手で育てていく」という体験こそが、ロロマクラシックの真髄だと勝手に思っています。

革の質感、色、厚み、血筋、色ムラ、バラ傷、トラ──すべてが「世界に一つだけの自分の手帳」になる要素です。むしろ、それを楽しめる方にぜひ選んでほしいと感じています。

「血筋が気になる」といったレビューもありました。むしろ、その“個性”こそが革製品の魅力。血筋や細かい傷まで含めて個性だと思います。他人が何十人も触ったディスプレイ品を買うより、自分だけの手帳をじっくり育てたい。そう思いました。

ロロマクラシックは、“持つ満足感”が圧倒的に高い手帳です。

実物レビュー:ロロマクラシックA5の魅力を写真で紹介

外箱と開封の瞬間

まずは箱から。ロロマクラシックはシンプルで上質な箱に入って届きます。

この「開ける瞬間」がもう特別。今回は文房具店で実物を確認してからの購入でしたが、やはり箱を開けるときの高揚感はひとしおです。

そして、いよいよ手帳とのご対面です。私にはどんな子がやってきてくれたのでしょうか・・・

白い包装を解く瞬間が一番ワクワクします

キターーーー!!

う、美しいですね

この血筋の感じとか、個性があって良いじゃないですか。まさに世界に一つの手帳です。

色が商品ページより白っぽいのは、前述した通りエイジングを楽しむためです。(実際文房具屋のディスプレイ品は色が濃かったけど、在庫品は白っぽい色でした)

この白っぽい色が、どのように変化していくか今から楽しみです(写真によって色味が違うのは照明とか写す角度によるものです)

外観:革の質感と存在感

手に取ってまず感じるのは、分厚く、もっちりとした革の質感。サラッとした手触りながら、重厚感があります。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、光の加減で微妙に表情が変わる革の風合いが本当に美しいです。

この白っぽさはレビューで「作業途中のよう」と誤解されていましたが、これは本革ならではのエイジング前の状態です。
使い込むほどに深い艶と味わいが出てくるので、自分だけの色に染まっていく過程が楽しみです。

こちらが裏面です。

ステッチと細部の仕上げ

ステッチはピッチが細かくて、しっかり丁寧に仕上げられています。

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留め具のホックやペンホルダーも革の厚みに負けないよう、しっかりした作り。長く使うことを前提にした頑丈さがあります。

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中身:リング径と収納力

20mmリング。リフィルがたっぷり入ります。

このリングの経が大きいほどたくさんリフィルを収納可能。ただ、リングが大きいと書きづらいのでトレードオフです。ロロマクラシックは20mmのリングです

リングが当たるところには革の補強がしてあります

私はマンスリー・ウィークリー・フリーメモを入れて使っていますが、まだ余裕あり。
これまで使っていたスタンダードスリム(15mm)ではパンパンだったのが嘘のように快適です。

スタンダードスリムでパンパンだったリフィル。さらに30枚ほど追加してもこの余裕の収納力。

15mmと30mmのリングのシステム手帳を今まで使ってきたんですが、20mmが一番バランスが良い気がします。(個人の感想です)

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内側はこんな感じです

カードが3枚収納可能なポケットがあります。私は名刺を忘れた時用に呼びの名刺をここに入れています

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右側にもポケットがあります

縦長のチケットみたいな形状の紙を入れておくのにちょうど良さそうです

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あと、左右に大きなポケットがあるので、A4用紙を折りたたんで入れておくのに使えそうですね

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革の個性:血筋や色ムラ

裏面にはうっすら血筋も。

内側のここにも

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あと、写真では分かりづらいんですが、小キズもちょこちょこあります。

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これを「不良」と思うか、「一期一会」と感じるかはその人次第。
私はこの個性を楽しみたいタイプなので、むしろ愛着が湧きます。
革は動物由来だからこそ、それぞれに違いがあるのです。

スタンダードスリムとの比較

本当は自然光で写真を撮ったほうが良いんですけど、子どもが寝た後ぐらいしか自由時間がないのでご勘弁を。

今まで使っていたダ・ヴィンチのスタンダードスリムが左、右がロロマクラシック。スタンダードスリムのツルンとのっぺりとしたシンプルなデザインも好き。いい意味で没個性。でも、ロロマクラシックの重厚な感じも堪りませんね。シンプルと重厚で、両極端なイメージです

色味はスタンダードスリムのほうがオレンジっぽい明るいブラウン。ロロマクラシックは買ったばかりなので、白っぽい感じです

縦幅はほぼ同一ですが、横幅はリング系の分、ロロマクラシックの方が大きいです

厚みはこんなに違います

これが15mmと20mmのリングの違いです

収納力が1.5倍近く変わります

持ち歩き・携帯性

ロロマクラシック A5(20mm)は、机の上では最高だけど、
持ち歩きには少し“覚悟”が必要なサイズと重さです。

通勤・外出時の携帯スタイル

私は普段、コールマンのウォーカー33という大きめのリュックに入れて持ち歩いています。

ノートPCやACアダプターなどの重量物と一緒に入れるので、
傷防止のために布袋の導入を検討中です。

重さと取り回し

正直に言うと、スタンダードスリム(15mmリング)に比べるとズッシリきます。
ただその分、「ちゃんとしたものを持ってる」感がすごい。
この“重厚感”が満足感にもつながっていて、
「手帳を使うのが楽しい」と思えるようになりました。

リフィルやペンの重さ込で、毎セットアップの状態で重さを測ると700gオーバー

使う場所が限定されているなら問題なし

私の使用シーンはほとんどが

  • 自分のデスク(職場)
  • お客様先の打ち合わせ卓
  • サーバ保守室の作業机

といった「机がある場所」での使用なので、サイズや重さは特に問題ありません。逆に、たった状態でメモを取るのは厳しいかと。そういうユースケースの方はバイブルサイズのほうが良いかも知れません

こんな人には向いてる!

  • 据え置き型で手帳を使う人
  • 持ち歩きより中身重視の人
  • 重さよりも存在感と革の魅力を楽しみたい人

お気に入りのリフィル・活用法

現時点では、基本の組み合わせだけですが、仕事の業務にバッチリ合う構成になっています。

使用中のリフィル構成

  • マンスリースケジュール:月単位での全体感を把握
  • ウィークリースケジュール(見開きタイプ)
     左ページ:予定欄(案件や会議の時間管理)
     右ページ:TODO・議事録・業務の進捗メモ
  • フリーメモ:トラブル対応のログや、構成図・ネットワーク図の手書きに活用

バインデックスのマンスリーリフィルはタブがついてて使いやすいので重宝してます

こちらは見開きで左に週間スケジュール、右にメモを記入できるリフィルです

ノートは横罫であれば、特にこだわりはありません

今後追加したいリフィル

資格取得スケジュール管理
 → 今後、資格取得などの学習計画を明確に立てるためにも活用したい

名刺ホルダー
 →打ち合わせ中に名刺をそのまま保存したい

自己実現系リフィル
 →フランクリン・プランナーの目標管理や振り返りなど

A4資料の活用も視野に

A5サイズのシステム手帳の魅力のひとつが「A4資料を折って綴じられる」こと。
今後はパンチを使って、技術資料や案件構成図などを紙のまま収納していきたいです。

この薄型のやつは持ってるんですけど、使いづらいので買い替えを検討中です。

こういういしっかりした作りの卓上置きで使うやつのほうが使いやすそうだなと思いました。近い内に購入予定です

PLUS(プラス) 穴あけパンチ 6穴 バインダー式手帳用 PU-601 34-000

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最後に伝えたいこと

もしあなたが、「仕事でもプライベートでも活躍する本気の手帳」を探しているなら、
このロロマクラシックは間違いなく候補に入る一冊です。

私は、システムエンジニアとして複数案件を並行して進める日々のなかで
「もっと効率的に、もっと自分らしく仕事をマネジメントしたい」と考えるようになりました。
そして、その思いに応えてくれたのが、この手帳です。

特に伝えたいのは…

  • 満足感がすごい!
     革の重厚感、デザイン、エイジングの楽しみ…毎日手に取るたびに「いい手帳だな」と思える
  • 仕事の信頼感アップ!?
     意外と身だしなみとか、持ってるものとか人に見られてます。腕時計とか、筆記用具とか。やっぱり、ちゃんとした手帳を持っていると、分かる人には分かる。
     
  • デメリットもあるが、それを超える魅力がある
     やや重たくて、クラシックな見た目が好みを分けるが、私はこの“魔導書感”が好き

あと、この手帳を持ってからせっかくなので手帳に合う「いいボールペン」が欲しくなりました
次回の記事では、手帳に合わせて購入したボールペンについても紹介していきたいと思います。


このロロマクラシックは、単なる手帳以上に、あなたの仕事の姿勢や人生に寄り添ってくれる道具です。
少しでも興味を持った方の参考になればうれしいです!

以上、簡単ですがダ・ヴィンチのロロマクラシックのレビューでした〜

こちらのバイブルサイズもおすすめです

私が使ってるリフィルです

A4を二つ折りして挟むために、以下のパンチャーを購入予定です

PLUS(プラス) 穴あけパンチ 6穴 バインダー式手帳用 PU-601 34-000

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