はじめに
どーも不定期更新のガジェットぺろぺろです
今日紹介するのは資格の合格体験記
合格したのはこちら!!
AZ-900 Azure Fundamentals

導入:なぜこの資格を目指したのか?
私は現在、インフラ系SEとして地元自治体のIT基盤(サーバー・ネットワーク)の設計・構築・運用を担当しています。業務範囲は広く、Linux・Windowsサーバー、Active Directory、仮想化環境、VPN、ファイアウォール、クラウド(Azure)など多岐にわたります。
しかし!!
カッコよく聞こえますが、7月に着任したばかりなので、マジで右も左も分からない状態。
LinuxはLPIC-3を持ってるから、多少は分かる。うん。。。
Windows ServerとかActive Directoryは自宅にラボを作って勉強中。多少は分かるようになってきた。多少は。
業務分野とスキルセットを照らし合わせてみると、明らかにクラウドが弱点でレベルが低い。そこで、まずは手始めに業務でも使用するAzureの一番下のレベルの資格にチャレンジしてみた次第です。
私のバックグラウンド
- 学歴
情報系専門学校 - 業務歴
インフラエンジニア(宅内工事):4年
社内システムの運用:3年
AI開発、ビッグデータの開発PJのリーダー:2年
契約実務(サポートレベル):1年
バックヤードSE(NW検証、ICT導入コンサル):4年
フロントSE(サーバの設計・構築・運用):今年の7月~ New - 所持資格
めっちゃたくさんあるので一部抜粋します。気になる方はプロフィールをご覧ください
応用情報、LPIC-3、IoTシステム技術検定上級、一陸技、電通主任(伝送・線路)など - 得意分野
プログラミング
情報系全般(浅く広くですが) - 勉強スタイル(時間)
平日:早めに出勤して、朝活として30分程度
平日:子どもを寝かしつけた後にに30分程度
休日:子どもを寝かしつけた後に1時間程度 - 勉強スタイル(how to)
徹底的な事前調査
ノートは取らない主義
紙も電子も両方活用
徹底的な効率化で短時間で取得
資格名・試験概要
正式名称は 「Microsoft Azure Fundamentals(AZ-900)」 です。
Microsoftが提供するクラウドサービス「Azure」の基礎知識を問う資格で、クラウド未経験者やこれからAzureを学ぶ人向けの入門試験として位置付けられています。
試験の特徴:
- 出題形式:選択式(単一/複数選択)、ドラッグ&ドロップなど
- 問題数:40問程度(※変動あり)
- 試験時間:約60分
- 合格ライン:700点(1000点満点中)
- 言語:日本語で受験可能
- 試験範囲(2025年時点の主なカテゴリ):
- クラウドの基本概念(IaaS, PaaS, SaaSなど)
- Azureのアーキテクチャとサービスの説明(VM, Storage, DB, App Service, AI等)
- Azureの管理とガバナンスの説明(Azure AD, ポリシー等)
難易度(体感)
私はインフラエンジニアとしての経験が多少ある状態で受験しましたが、クラウドサービスに触れるのはほぼ初めてという状況でした。
実際の試験を受けて感じた難易度は「めっちゃ簡単」という印象です。
後述しますが、私が購入した参考書には載ってないサービスについて出題されました。どうやら、高難度の問題もチラホラ混ぜてるらしいので、それを気にしない、合格するだけならめっちゃ簡単です。
Azure公式ドキュメントや学習サイト(Microsoft Learn)をしっかり読み込み、基本概念を押さえていれば十分独学でも合格可能なレベルです。かくいう私も完全独学です。
- 私の体感難易度:5段階で言えば ★☆☆☆☆(易しい)
試験日・受験料・受験時期
- 受験日:2025年7月26日
- 受験料:13,398円(税込)※個人受験の場合
→ 企業・学生割引やバウチャーキャンペーンで安くなることもあります - 試験会場:ピアソンVUEのテストセンター
自宅からWeb受験も可能ですが、私はテストセンターで受験しました。
学習スケジュール・使った教材
学習に使った期間とスタイル
私は 試験の約14日前から学習を開始しました。平日は1時間、土日は1.5時間ほど学習時間を取り、合計で 30時間ほどの学習時間でした。
当初はクラウドの用語も不慣れで、正直「聞いたことあるけど内容が曖昧」というものが多かったです。
そのため、まずは参考書を2.5周して概念の理解からスタートし、徐々にサービス内容・用語の整理に移行しました。
使用した教材・ツール
以下の教材を使って学習しました:
1. 参考書:MCP教科書 Microsoft Azure Fundamentals(試験番号:AZ-900) (EXAMPRESS)
MCP教科書 Microsoft Azure Fundamentals(試験番号:AZ-900) (EXAMPRESS)
- ポイント:図解が豊富で分かりやすい。章末の問題集と似た問題が本番で出題された
- 活用法:朝活と寝る前に読むだけ。覚えようとしなくていいので、リラックスして、読むだけです。
2. 問題集:【9万人が受講】AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(7回分490問)
- スマホでスキマ時間に演習。1問解いて、すぐ解説が表示されるモードを活用した
ポイント
- まずは基礎的な概念を徹底的に覚えること。そうすると、自然と消去法で答えを導くことができる。例:iaasは◯◯だから、この選択肢はありえないな
- 「丸暗記」ではなく、サービスの「目的・使いどころ」を理解することが重要
- 勉強の後半は心を無にして、ひたすら問題を解くこと。bot化しましょう。まじで何も考えない。作業的に問題を解きまくるだけです。
試験当日の流れと注意点
試験方式と受験スタイル
私は テスト会場で受験 を選びました。地元の専門学校が会場です。
※自宅受験も可能ですが、空き状況や自宅の環境によって選ぶのが良いです。
試験当日の流れ(テストセンター受験の場合)
- 開始40分前に受付
- 試験開始の15分前に受付が必須です。
- 早めに到着した場合は、会場が空いていたら早めに受験させてもらえます
- 身分証明証が必要なので忘れないように
- 受付後、写真撮影があります
- 数々の試験を受験した私の経験上、手荷物を預けるロッカーが狭い会場が多い。大きいリュックは控えたほうが吉
- 入室まで
- ロッカーに荷物を預けます
- ポケットの中身、腕時計もしまいましょう
- 試験会場によっては、マスクやメガネ、ポケットの中身をチェックされる場合があります
- 試験スタート
- 試験時間は 約60分
- 全40程度(選択式、ドラッグ&ドロップ、複数選択など)
- 日本語で受験(翻訳の表現がややクセがあるので、必要に応じて英語に切り替え)
合格結果・スコアと反省点
合格結果
私のスコアは 912点(合格ラインは700点) でした。
AZ-900はスコア制で採点され、合否は即時に通知されます。
試験終了後すぐに「合格」の画面が表示され、合格を実感できたのは安心でした。

※スコアは分野ごとにレポートとして出力されるので、得意・不得意が可視化されます。
本番の手応え
正直、めっちゃ簡単で拍子抜けでした。10分ぐらいですべての設問を回答して、合格を確認して終了ボタンを押しました
これからAZ-900を受ける人へアドバイス
「初学者でも安心」は本当。でも油断は禁物
AZ-900は「初心者向け」とよく言われますが、まったくの未経験者が無勉強で通るほど甘くはありません。
クラウド未経験の方やIT業界に入りたての方は、「用語に慣れる」ことが最初のハードルになります。
まずは基礎的な単語や概念をしっかりと頭に叩き込みましょう
- IaaSとPaaSの違いを説明できるか?
といった基礎的な質問に、自信をもって答えられるようになるまで学習が必要です。
次に、MicrosoftがAzureで提供しているサービスの概要と、その特徴をしっかりと覚えておくこと。この2点を意識すれば合格に近づくことが出来ると思います。
試験対策のポイント
- 模擬問題で感覚を掴む
本番は四択形式なので、ある程度「選択肢慣れ」しておくと安心です。
解説付きの模擬試験(Udemyなど)で理解を深めましょう。 - Microsoft Learnは無料で質が高い
公式ラーニングパス「Azure Fundamentals」は一通りやっておくのがおすすめ。
試験の出題範囲と一致しているので、安心して使えます。 - 用語とサービス名をセットで覚える
Azureは似たような名前のサービスが多いので、特徴や使いどころを整理しておきましょう。
私は、コスト管理とセキュリティに関するサービスがややこしくて混同しがちでした。
試験日までの目安時間
- IT経験者:1週間〜10日で十分合格圏内
- 未経験者:2〜3週間の学習が安心ライン
すきま時間を活用しながら、反復で学ぶのが鍵です。
今後のステップアップ
次の資格候補は?
AZ-900はAzureの基礎的な理解を証明する資格です。私は次のステップとして以下の資格受験を計画しています。
AZ-104: Microsoft Azure Administrator Associate
- 対象者:Azure環境の構築・運用に携わる管理者向け
- 内容:仮想マシン、ストレージ、仮想ネットワーク、ID管理、リソース管理、監視など
- 理由:現在の業務でインフラ構成やAzure仮想環境の運用が増える見込み。より実践的な知識が求められているため。
AZ-305: Azure Solutions Architect Expert
- 対象者:システム全体の設計やアーキテクチャの提案・構築に関わる人向け
- 内容:可用性、セキュリティ、パフォーマンス、コスト効率、クラウド設計原則に基づいた構成提案
- 理由:SI提案や要件定義フェーズで「技術の裏付けある提案力」を高めたく、将来的にはソリューションアーキテクト的な役割も視野に入れているため
最後にひとこと
初めてMicrosoftの資格試験を受験しましたが、思ったより難易度は低いので拍子抜けでした。
とはいえ、クラウド概念をしっかりと身についたので非常に意義のある勉強時間でした。
今年は資格試験の受験予定がパンパンに詰まっているのですが、空き時間を探してもっと上位の資格に挑戦してみたいと思います。
以上、簡単ですがaz-900 Azure Fundamentalsに合格したお話でした〜
MCP教科書 Microsoft Azure Fundamentals(試験番号:AZ-900) (EXAMPRESS)
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