はじめに
どーも不定期更新のガジェットぺろぺろです。
この度・・・応用情報技術者試験に合格しましたぁぁぁ
嬉しい。非常に嬉しい。
やっぱり、こういうガジェット系のブログを書いている以上は情報・通信系の知識や資格は絶対に必要だと思うんです。既に基本情報技術者試験は取得していましたが、今回応用情報技術者試験に合格したことで、一歩上の知識レベルが証明された形になりました。
なんか最近、資格試験の記事が多い気がしますが、今回合格した応用情報技術者試験の合格体験記を記事にしたいと思います。
受験前の私のスペック
学歴とか
頭が良いわけでも、悪いわけでもない、至って普通の偏差値52の商業高校出身。高校卒業後は就職。そしてすぐに退職して情報系専門学校に入学しました。
情報系専門学校ではC言語、JAVA、C#、VB等の言語や、マークアップ言語でのWEBページ制作。そして試験対策として基礎理論の勉強をしました。専門学校に通った2年間で基本情報技術者試験に合格。その他、JAVA、C言語、ACCESS、J検やサーティファイの資格をいくつか取得しました。
業務経験
通信系の会社で通信ケーブルの施工、社内システムの管理者、AI・ビッグデータを活用したプロジェクトリーダー、企業との契約締結等を経験。そして7月からSEになりました。
こう書くとなんかいかにもIT系、情報系の実務経験があるように見えますが実のところそうでありません。
今の会社で13年働いていますが、う〜ん・・・応用情報技術者試験に直接繋がるような実務経験はほとんどありません。
その他保有資格
資格はトータル100個以上保有しているのですが、情報・通信系の資格だけ列挙します。
<国家資格>
○応用情報技術者試験
○基本情報技術者試験
○電気通信主任技術者(線路)
○工事担任者AI・DD総合種
○第二種電気工事士
<情報系>
○Python3 エンジニア認定データ分析試験
○Python3 エンジニア認定基礎試験
○Deep Learning for GENERAL 2021#1
○C言語プログラミング能力検定 2級
○JAVAプログラミング能力検定3級
○ACCESSビジネスデータベース検定3級
○その他、J検定、情報処理検定などいくつか
受験しようと思ったきっかけ
受験しようと思ったきっかけは2021年7月の人事異動で「SE」になったからです。
しかし、私は今まで全く異なる仕事をしていて実務経験がありません。知識も不足しています。本当、会社は無茶な人事異動が多いな思いました。でも、愚痴を言っても現実は変わらないですし、SEとして働いていくには何が必要かと考えました。
その結果、とりあえず、SEとして働く最低限の知識・資格として、応用情報技術者試験ぐらいは軽く取っておかないとなぁ・・・と思ったのが受験の動機です。
勉強方法
勉強期間
2021年8月-2021年10月の約2ヶ月間です。
ただ、最初はモチベーションが上がらななくて、実質1ヶ月程度の勉強となりました。
最初にやったこと
私は既に基本情報技術者試験に合格しているのですが・・・基本情報技術者試験に合格したのが2008年。そう、13年も前の話なんです。
13年も経てばほぼ全部忘れてますし、そもそも技術革新の早い世の中です。基本情報技術者試験に合格していると言っても、その知識レベルは維持できていません。
自分の実力を確認してから学習計画を作る
私は今まで100以上の資格を取得していますが、資格試験を受験する前にかならず入念な学習計画を作ります。学習計画を作るためには現状把握が必要。つまり、自分の実力を知ることからはじめました。
直近3回分の午前の過去問を試しに解いてみると、約62%の正答率。
つまり学習を開始した時点で、応用情報技術者試験の午前問題ならギリギリ合格できるラインの実力があることが判明しました。
私は何か試験を受ける際は合格ライン+10点の実力を得ることを目標にしているので、学習開始時点の私の実力を10点引き上げることを目標に、過去問中心の勉強をすることにしました。
午後問題は1回分をチャレンジして、解いてみると大体40%ぐらいの正答率でした。
つまり午後問題に関しては全く合格レベルに到達していません。
午前問題でインプット
午後問題を解いてみると、午前問題の知識のインプットが必須と考えて、午前問題を中心に学習しました。
お世話になったのは下記の過去問道場。
https://www.ap-siken.com/apkakomon.php
午前問題の勉強は過去問道場でしか勉強していません。
ポイントは以下の3つ
- ユーザ登録して、間違った問題を繰り返しとく
- 直近2回を除いた8回分を学習
- ただただ暗記するのではなくて、間違った問題がなぜ間違いなのか理解する。
以上を注意して、スマホでダラダラと2週間ぐらい学習すれば、正答率が80%に到達。
あとは、忘れないように試験当日まで、毎日1回分は過去問道場で問題を回しました。
午後は簡単
ネットで検索してみて、評価が良かったのと、おすすめしているサイトが多かったので、午後対策として下記の参考書を買いました。
2022 応用情報技術者 午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)
まずは必須のセキュリティから取り掛かることに。試しに1問解いてみると6割ぐらいはスラスラ解けました。この参考書が良いなと思ったのは解説が秀逸で納得感がある。ストンと自分の中に落ちてきて一発で理解できること。
答えを導くための思考ロジックがしっかりと記載されているので、これはなかなか良質な参考書だと思いました。
思考ロジックが判明したので、適当に何問か解いてみましたが大体7割ぐらい正答することができたので、午後の勉強はこれで終了することにしました。
実質、2日ぐらいしか午後問題の対策は実施していません。
応用情報技術者試験の午後問題は過去問がそのまま出るわけではないので、繰り返し解いて暗記するのは無意味だと思ったんです。
午前の過去問を繰り返して知識をなるべく沢山インプットして、それをどうやって午後問題でアウトプットするかが大事なので、午前問題の学習に注力するほうが良いと思いました。
午前問題、午後問題ともに知らないものは答えようがないので、まずは知らないことを潰す。そのために過去問で知識を増やすことに注力。
午後問題は答えを導くためのロジックというか、論理的思考を試験本番で展開できれば難しくないのでは・・・と思いました。
試験本番
午前、午後と長丁場の試験。トータルで試験時間が5時間になります。
当然、長時間集中すると疲れてきますし、疲れると思考力が落ちる。思考力が落ちるとケアレスミスが増える。
だから前日は勉強せずにしっかりと7時間睡眠を取りました。
また、私の持論ですが、朝ごはんを食べると消化に体がエネルギーを使うし、血糖値が変化して眠気が発生する可能性があります。だから、試験当日は朝ごはんを食べずに試験会場に到着
午前の部
午前問題は暗記している内容をアウトプットするだけなのでスラスラと回答。自信がない問題はフェルミ推定で答えを導き出して終了。
自信がある問題6割、自信がない問題2割、分からない問題2割
こんな感じの手応えだったので、さっさと退室することに。
回答した番号をすべて問題用紙に控えて、1時間ほど時間を残して退出しました。
正直、分からないものは分からないので、分からないなりに自分で納得する回答を選んだらさっさと退室するのをおすすめします。
昼休み
思ったより体力、余力を残した状態。疲れがほとんどない状態で午前問題を終えたので、少し早めに軽い食事をすることにしました。試験中に消化に体力を使ったり、血糖値の関係で眠気が発生しないように軽めにコンビニで買ったおにぎりを2個ほど食べて午後に備えました。
昼休み中は参考書は一切読みません。午後の試験で脳のエネルギーをフルに回転させたいので、脳を休ませるために昼休みは一切勉強せずに、少し昼寝して体力回復に務めました。
正直、試験ギリギリまで参考書を読まないと合格できないようなレベルの人間は試験を受ける必要ないと思っていますし、午後問題で参考書を読む意味があるのかと思いました。
少しして、午前問題の解答速報が発表されたので自己採点
自己採点で70点あったので、午後の試験会場に向かいました。
ちなみに、自己採点で全く合格レベルに到達していなかった場合は、午後の試験を受けずに帰宅するつもりでした。
午後の部
まずは必須科目であるセキュリティの問題に取り掛かります。
私が受験した令和3年秋季のセキュリティ問題はオフィスの入退室管理システムの問題でした。実は私が働いているオフィスも問題と同じ様な入退室管理システムを備えているので、問題文の状況がイメージしやすかったのが幸運でした。全く分からない問題が1つありましたけど、それ以外は難なく回答
次に取り掛かったのは自信があった経営戦略。もともと私は商業高校出身ですし、CMS認定経営スペシャリストの資格も持っているので、ここも難なく回答。正直、問題文にほとんど答えが書いてあるので国語の問題ですね。
選択問題の見極め
上記のセキュリティと経営戦略は最初から選ぶことを決めていたのですが、その他の3つは何を選ぶか試験当日まで決めていませんでした。
どれを解くか、ざっくりと問題文に目を通した感想が以下の通り
プログラミング
問題文の一筆書きのロジックを理解するのに時間とエネルギーを使いそう。どう動くかロジックを考えるのが面倒だけれど、問題自体はそこまで難しくない。優先度:中
システムアーキテクチャ
計算が多い。解けないことはなさそうだけれど、計算問題は苦手意識があるので避けたほうが良さそう。優先度:低
ネットワーク
いける。無線LAN、WIFI関係は仕事で関わっているので、それなりに解ける。ざっくり見ただけですぐ回答できる。ただし、VLANは良くわからん。電気通信主任技術者、工事担任者の資格を持ってるのでケーブル関係の問題も解ける。ざっくり7割はいけそう。優先度:高
データベース
ざっくり半分はわかる。SQLが得意でないので避けたほうが良さそう。:優先度:低
組み込みシステム
メチャクチャ簡単。フローチャートは得意。優先度:最高
情報システム開発
正直、わからん。避けたほうが良さそう。優先度:低
プロジェクトマネジメント
パッと見で避けたほうが良さそう。知識はないがフェルミ推定で半分はいけそう。でもわざわざ選ぶ必要はない。優先度:低
サービスマネジメント
簡単。問題文を1回見ただけで、理解で出来る。考える必要も、時間もかからない。優先度:最高
システム監査
簡単。問題を1回見ただけで、ほぼ理解出来る。問題に答えが書いてあるようなものなので、国語の問題。優先度:最高
上記のような感じで、どの問題を解くか決めました。最終的に私が選んだのは、組込みシステム、サービスマネジメント、システム監査の3つです。プログラミング、ネットワークも候補でしたが、簡単な文系科目を選びました。
問題を全部解き終わった状態で1時間以上時間が余りました。すべての問題を1回見直しをして、さらにもう1回見直しをしてから、途中退室しました。
試験終了後
忘れないうちに回答した内容をメモしました。正直、手応え的には合格したなと思いました。分からない問題ももちろんあったのですが、ほとんどの問題を論理立てて、自分が納得する答えを書けました。6割は固い。7割ぐらいは解けてそう。8割には届かないだろうなというのが実感でした。
最後に
長文になりましたが、ざっくりどんな勉強をしたか、試験当日どう過ごしたかを書いてみました。正直、午後問題はあまり勉強をしなかったです。午前問題の知識のインプットの傾倒しました。
試験当日は、頭がどれだけ冴え渡るか、答えを閃くかが重要だと思います。過去の経験を生かしてどう問題を解くか、自分が当事者ならどう行動するか等を考えながら答えを絞り出しました。
5時間の長丁場の試験ですし、頭をフル回転させる試験ですので、試験勉強も大事だと思うのですが、試験前日、試験当日の過ごし方がかなり重要な試験だと思いました。
以上、簡単ですが合格体験記でした〜
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