【合格体験記】LPIC202試験に合格したので、LPIC-2認定になったお話

はじめに

どーも不定期更新のガジェットぺろぺろです

久しぶりの更新です。今日はとある試験に合格したお話と勉強方法などを紹介したいと思います。

今回合格したのは、LPIC202試験です

受験前のスペック

受験前の私のスペックを下記に列挙しておきます。受験の際の参考にしてみてください。

学歴とか

私の学歴はざっくり下記のとおりです。

地元商業高校->家電量販店->情報系専門学校

専門学校ではプログラミングの実技が中心にJava、C言語、PHP、VB、C#などを学習。HTMLやjava script、PHPなどを使って簡単なWEBページも作成経験があります。また、試験対策としてコンピュータ概論や情報系の基礎知識を学習。

要は偏差値は大したことないし、誰でも入れる専門学校を卒業した程度の人間です。特別頭が良いわけではありません。

業務経験

○通信ケーブルの施工・工事を4年
○社内システムの管理者を3年
AIやIOT、ビッグデータを活用したシステム開発のPJリーダーを2.5年
○企業間取引の契約実務を1年
○SEという名の単純作業要員を2年ぐらい

業務でLinuxを触った経験はありません。ただ、つい最近やっと業務で少しLinuxを触りました。といっても検証用のサーバを手順書通りに構築するだけなので大したスキルは必要ありません。でも、トラブルシューティングで少しLPICの知識が役立ちました。

保有資格

資格はトータル120個以上保有しているのですが、国家資格や情報系の資格だけ下記に列挙しておきます。

<国家資格>
○応用情報技術者試験
○情報セキュリティマネジメント
○基本情報技術者試験
○電気通信主任技術者(線路)
○第二種電気工事士
○2級電気通信工事施工管理技士補

<情報系>
○IOTシステム技術検定 上級
○IOTシステム技術検定 中級
○ビジネス統計スペシャリスト(エクセル分析スペシャリスト)
○.com Master ADVANCE★★
○Python3 エンジニア認定データ分析試験
○Python3 エンジニア認定基礎試験
○PythonZen&PEP8 検定試験
○LPIC-1
○Deep Learning for GENERAL 2021#1
○情報セキュリティ管理士
○情報通信エンジニア(ビジネス)
○C言語プログラミング能力検定 2級
○JAVAプログラミング能力検定3級
○ACCESSビジネスデータベース検定3級
○その他、J検定、情報処理検定などいくつか

下位資格であるLPIC-1は昨年秋に合格しました。その模様は以前記事にしてますので、気になる方は参考に御覧ください

また、LPIC201試験は5月に合格しています。下記に紹介していますので気になる方は参考にどうぞ

受験したきっかけ・理由

私が所属している会社、部署ではLinuxやサーバ系の有スキル者が少なく、会社全体でも有スキル者が限られているため重宝されるのでは・・・と思って受験することにしました。

実務でLinuxを触るのが一番なんですが、私の担当業務ではLinuxをほぼ触らない。

なので、まずは資格試験の受験から始めて「知識を蓄える」+「Linuxを抵抗感なく触ることができる状態」になっておこうと思いました。

最終的にはLPIC-3を今年中に取れたら良いなぁ・・・と思ってます。ただ、他の資格の受験予定がキツキツに詰まっているので、少しむずかしいかもです

利用した教材

あずき本

私が一番利用した教材は通称あずき本

LPICを受験する人は必須のバイブル。定番中の定番の参考書。情報が簡潔にまとまっていて非常に分かりやすいです。 LPICを受験しない人でも、愛読書として持ってる人も多いのでは。

ちょっといいお値段がするので、私はAMAZONで中古を買いました。中古で購入する際はVersionにご注意を。試験のVersionが数年ごとに更新されるので最新のversionに対応した参考書をご購入ください。

Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応 単行本(ソフトカバー) – スペシャル・エディション, 2017/5/12

スピードマスター問題集

こちらも定番中の定番の問題集

紙(書籍)で販売されている問題集では、これが一番定番じゃないでしょうか。問題の解説が充実していて分かりやすいです。

Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応 単行本(ソフトカバー) – イラスト付き, 2017/10/30

スピードマスター問題集(アプリ版)

スピード問題集はアプリ版も出ています。

紙の問題集のほうが解説とか見やすいのですが、スマホの方が手軽にできます。空き時間とか移動時間にちょくちょく勉強するのに丁度いい。アプリと紙で2重にお金を払う形になるので、どちらか片方だけ購入するほうが良いかも

アプリのメリットは、試験や単元単位で都度購入できること。

紙のテキストだと一気に3000円程度支払う必要がありますが、アプリ版は練習問題や模擬試験単位にお金を支払うので、出費を分けることが可能

Ping-t

LPIC-1を受験した際にもお世話になったWEBの問題演習サイトです。問題が膨大ですし、学習管理が細かい

LPIC201試験の問題は有料コンテンツになりますが、有料の価値ありと個人的には思いました。

スクショはPing-t:https://ping-t.com/より引用

https://ping-t.com/

学易

学易もWEBの問題演習サイトです。問題数は少ないので、最後の最後にダメ押しで使いました。

Pint-tと違ってLPIC-2の範囲は無料なので嬉しい

https://gakuyasu.byaku.jp/

スケジュール

おおよその学習スケジュールは以下のような感じです。

実際は7月の半ばから勉強する準備を始めていたのですが、ちゃんと動き出したのは7月末頃です。

パワポで作ったものをスクショしたので見づらかったらすみません。

最初の1週間

あずき本を教材としてノートを取りながら学習しました。

ノートはパワポで作りながら、試験に出そうな範囲とか、重要そうな範囲をまとめました。

このノートを配布しても良いかなぁ・・・と思ったんですけど、ノート自体はあずき本の要点をまとめたものなので著作権的にまずそうなのでやめておきます。

ノートは文字だけじゃなく、パワポなので表やグラフ主体に変更しました。

勉強した範囲はDNSサーバとWEBサーバを少し

ちなみにノートは最終的にA4に両面印刷して、製本しました。

個人的に製本テープはニチバンの製本テープが好きです。私は35mmを買ったんですけど、A4で枚数が少ない場合は25mmで良かったかもです。テープと文字が被った範囲は自分でカットしたので汚くなってしまいました。25mmにしとけばよかったです

ニチバン 製本テープ 35mm×10m巻 BK-3516 空

2周目

2周め目もあずき本を中心に勉強しました。あずき本を中心に勉強しつつ、自宅のラズパイにApacheをインストールして、少しだけ動作を確認。スピード問題集はアプリ版を空き時間にポチポチ勉強。DNSはほぼ完璧に仕上がりました。

Aapacheは結構難しくて、スピード問題集は少し苦戦。

3週目

現在の進捗だと試験本番に間に合わないので、学習スピードをアップ

ノートを懇切丁寧に取っていたのを、情報量を3割カットしました。その代わりに、後で問題集づえ出た範囲を追記する方式としました。

ファイル共有は、今までなんとなく使ってたADの仕組みが分かって少し感動。やはりLPICを勉強しておくとエンジニアとして一歩前進しますね。Sambaサーバを立てたかったのですが、時間的に厳しいのでやめておきました。

ネットワーククライアントは楽勝。ネスペの勉強をしてたので!!

4週目

最後の追い込みで仕上げるつもりで猛スピードで勉強。電子メールとセキュリティを仕上げました。ただ、急ぎすぎたせいか電子メールは知識が曖昧なまま。セキュリティも半分ぐらいの理解度。

当初は試験本番を8月10日にしていたのですが、台風の影響で延期しました。

8月10日のままだと、電子メールが厳しかったので結果オーライトします。

5週目

試験本番に向けて最後の仕上げ。あずき本は2週読破して、大体感覚は掴めたかなという感触。スピード問題集も8割〜9割程度の理解度。学易を一気に仕上げて100%の理解度

最後にPing-tをガンガン回して苦手分野を潰しました

ただ、実は別の趣味にどっぷりハマって勉強時間はあまり確保できず

ナレッジの蓄積を補助するツールを作りました。作り出したらアイデアが止まらなくなって、ほぼ一日中プログラミングしてました。また別の機会にブログで紹介します

試験本番

私は香川県高松市のテストセンターで受験しました

試験開始までの注意点

集合時刻は試験開始の15分前です。時間に余裕を持って移動しましょう。少し早めの時間でも受付をして貰えます。

また、初めて受験する会場は探すのに手間取ったり、信号待ちなどで予想以上に移動時間がかかる場合もありますので注意しましょう。

会場に到着したら試験開始までの準備が少々必要です。試験受付では身分証明書が2種類必要です。また注意事項を読んで誓約書へのサインが必要だったり、写真撮影もあります。また、荷物を預けるロッカーの幅が狭いので大きめの荷物やリュックはロッカーに入らない可能性があります。試験会場へは必要最低限の荷物を携行するのが良いでしょう

試験本番

LPIC202試験が一番難しいと聞いていたので戦々恐々でした。しっかり学習したとは言え、まだまだ理解度が十分とは言えません。ディレクティブは問題集で出た範囲はほぼ覚えましたけど、全部は覚えきれてないですし。。。。

しかし、試験問題を解いてみると意外と基本的な問題が多くて、その分野をしっかり勉強していれば十分解くことが可能な問題ばかりでした。

ただ、一番自身があったDNSサーバが鬼の難易度でした

「ちょ、これは、難しすぎるやろ・・・」と頭を抱えました。

とはいえ、他の分野はしっかり解けたので、自信満々で見直しもせずに試験終了した結果・・・

620点で合格!!

試験が終わったあとは

試験が終わった後は肩の荷が下りて、開放感MAX

地元グルメを楽しむことに。香川といえばうどん!!

うどん棒というお店で、美味しいうどんを堪能しました

受験を終えて

LPIC202は暗記範囲が多くて、難易度が高いと聞いていたのですが、想定していたより難易度が低いと思いました。もちろん、難しいのは難しいですよ。

でも、暗記で知識量をたっぷり蓄えておくと十分対応できる試験内容です。あまり深かったり、複雑な問題は出題されなくて、基礎力があれば対応可能な問題でした。

LPIC102試験が難しかったので、少し拍子抜けでした。

各試験の難易度を比較すると以下のようになります

LPIC101 < LPIC201 << LPIC102 < LPIC202

ちなみに、各試験の点数は以下のとおりです

晴れて、LPIC-2の認定書(PDF)も頂いたの嬉しい!!

さて、各試験に合格した日を見てもらうと分かるのですが、試験の受験日が結構飛び飛びなんですよね。色々な試験を並行して受験しているので、LPICはスケジュールの合間に受験しています。やはり間隔が開くと忘れてしまう部分も多いので、できれば一気に取得するのをおすすめします。

次はLPIC-3に挑戦ですね。まだ、どの試験を受験するか、いつ受験するかは未定なのでじっくりと計画を練りたいと思います。

以上、簡単ですがLPIC202試験に合格したお話でした〜

Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応 単行本(ソフトカバー) – スペシャル・エディション, 2017/5/12

Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応 単行本(ソフトカバー) – イラスト付き, 2017/10/30

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